●エジプト(BC5000~1100年ごろ)
・ナイル川周辺
・太陽暦の発明
・1日=24時間の概念の誕生
・優れた測地術、建築術(ピラミッドなど)
・独特の死生観(ミイラ)
●メソポタミア(BC9000~1200年ごろ)
・現在のイラクとその周辺
・二つの川のあいだという意味(チグリス川、ユーフラテス川)
・大規模な都市の建設
・楔形文字
・太陰暦
・七曜制の使用
・60進法の使用
・同害報復の原則(ハムラビ法典)、身分差別的刑罰
・ワイン、ビールの普及
・鉄器の発明
●インダス(BC2600~1800年ごろ)
・現在のインド、パキスタン、スリランカ、ネパールあたり
・比較的小規模な都市
・整った水道施設、極めて計画的な都市設計
・神殿をもたない。代わりに(?)都市には必ず公衆浴場がある
・平等社会?(権力者の存在を示す痕跡が今のところ見つかっていない)
・戦争の痕跡が見つかっていない
●黄河(BC7000~BC771年)
・甲骨文字の使用
・占卜、呪術の発展
・現代の技術でも再現不可能と言われるほど精巧な青銅器の製作
・強力な権力機構(殷墟など)
・祖先神崇拝
●長江(BC14000~BC1000)
・「中国のルーツは黄河」と考えられていた常識を覆し、黄河文明よりも数千年誕生が早い。
・稲作の発祥地、日本や韓国の「米」はここが原点
・高床式住居
・黄河文明の甲骨文字よりも先に独自の文字持っていたとの意見がある。
・太陽と鳥を信仰
以上は「大河」を中心にその周辺で栄えた。大河の存在だけではなく、
大河が定期的に氾濫し洪水を起こすことで、農耕(小麦や稲作)を覚え、栄えていったと考えられる。
メソ・アメリカ文明
●マヤ文明(BC200~AD1697)
・恐竜絶滅の原因とされる巨大隕石が衝突した場所、ユカタン半島
・青銅器や鉄器などの金属器をもたなかった
・生贄の儀式が盛んであった
・車輪の原理は、知ってはいたが、実用化できていなかった
・牛や馬などの家畜を飼育しなかった
・栽培したとうもろこしや木の実などが主食だった
・数学を発達させた(二十進法を用い、零の概念を発明した)
・文字種が4万種に及ぶマヤ文字を使用していた
・高度な建築技術を持っていた
・極めて正確な暦を持っていた(火星や金星の軌道も計算していた)
・セノーテとよばれる天然の泉により発展した
1697年、スペイン人に滅ぼされてしまった。
●アステカ文明(AD1325~1521)
・メキシコ中央高原に位置し、都市形成をテスココ湖中心とした。
・日常的に人身御供を行い生贄になった者の心臓を神に捧げた。
・精密な天体観測によって現代に引けを取らない精巧な暦を持っていた。
・とうもろこしや芋類・豆類などの農産物が主食
・迅速な移動を可能にするため道路網を整備
・人口は数十万人に達し、都市は当時の世界最大級であった。
・コルテス率いるスペイン軍に滅ぼされてしまった。
●アンデス文明(BC14000~AD1532)
・海岸部、山間盆地、高原地帯を利用して発達。
・文字を持たない。
・鉄を製造しなかった。
・金や銀の鋳造が発達していた。
・家畜飼育が行われていた。
・車輪の原理を知らなかった。
・塊茎類(芋など)を主な食料基盤とする。
・後のインカ帝国は1532年、スペイン人「ピサロ」により滅ぼされてしまった。
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